処理場施設の維持管理業務
~汚水をきれいにして川や海に放流して都市の快適な水環境を守る仕事
処理場施設の巡視・点検保全業務
下水処理場や抽水所(ポンプ場)の施設や設備が正常に機能し続けるために、巡視では日々の施設や設備の状態を確認し、点検では必要な部品や給油脂の交換補充及び清掃等の整備作業を行います。
【巡視とは】
処理場内の施設や設備が正常に機能しているか主に目視で確認します。施設や設備の種類が多く、その点数も多いため、重要な管理ポイントを重点的に巡視しています。巡視では処理工程の水質確認や設備の状態確認(計装指示値・電流値など)の目視点検を行い、日々の施設や設備状況や運転状況を把握しています。
【点検とは】
法定点検と自主点検があります。いずれも施設や設備の状態把握を行い、性能確認、未然のトラブル回避、施設や設備の延命化を図る目的で実施します。部品の劣化や摩耗に応じて交換や清掃を行って、機能回復を図っています。


業務委託実施や下水道施設(設備)に関する工事の監督業務
CWOは清掃・調査などの業務にうち、自ら実施することが合理的でない業務については業務委託で実施しています。これら業務委託で発注している点検、修繕および清掃・調査などの履行状況の確認や現場立会い等を行って、適切に業務履行していることを確認しています。
【監督業務とは】

処理場・抽水所の運転管理業務
施設や機械の運転状況が一元管理される中央監視室で、水の流れや各機器の運転状況等、施設全体の運用状況を365日24時間体制で監視します。施設周辺の天候状況だけでなく、他処理場の汚泥処理状況を調整しつつ、機器の操作や薬品注入などの設定を行います。
大阪市の施設は老朽化が進んでいるため、機器の異常検出が非常に頻発します。また、処理工程でのトラブルや水質異常などもあります。これら異常や警報状況を確認して水質班や保全班と連連携し、原因を究明、運転変更など速やかに対応しています。


品質管理業務
水処理工程・汚泥処理工程における管理ポイント(決められた採水・採泥箇所)で採水・採泥し、異常水が流入していないか、各処理プロセスに異常がないか、放流水質は適切か、について測定・分析します。水質分析結果をもとに、運転プロセスや保全プロセスを評価し、運転班や保全班と連携して必要な運転方法や施設保全方法を見直し、安定した効率的な品質を担保しています。

